Lucy Glen
FOUNDER story
By Yuko McMahon
カリフォルニアに移住して30年。その中で20年以上、家をデザインし、庭をデザインし、住まいをデザインし、不動産投資家としても100件を超えるリモデルを手掛け、走り続けてきました。
「好き」を仕事にし、その仕事で多くの経験を積み、思い描いていた以上の人生を歩んでくることができました。
けれど、成功を重ねるほどに、心の中には少しずつ言葉にならない違和感が生まれていました。
不動産投資ファームを経営しながらその中の不動産フリップでは、限られた予算の中で「できるだけ美しく、できるだけ価値を高める住まい」をつくり出す知識と技術またできるだけ多くの人にアピールする住まいであることが必要とされます。
もちろん、それもデザインです。
でも、私はいつしか「高価に見えるもの」よりも、「時を重ねてもなお美しいもの」、世界でたった一つの価値のあるものに心を惹かれるようになっていました。
新しいものより、受け継がれてきたもの。
完璧なものより、長い時間をかけて育まれてきたもの。
誰かの手を経て、物語をまとった家具や器、建物や庭。
そんなものに触れるたび、心が静かに満たされていく自分がいました。
イギリス、フランス、スウェーデン、ドイツ、スイス。ヨーロッパを旅するたび、その感覚は少しずつ確かなものになっていきました。
そしてイタリアで「暮らし」を体験したとき、ようやくその理由が腑に落ちたのです。
石畳の小さな路地。
何世代にもわたって使われてきた家具。
朝のマーケット。
季節を味わう食卓。
そこには、「豊かさ」とは何かを教えてくれる暮らしがありました。
その瞬間、ずっと探していたものが自分の中でひとつにつながったのです。
私は、美しいインテリアを求めていたのではありませんでした。
本当に求めていたのは、「美しく生きる」という感覚だったのです。
それから私の家づくりは少しずつ変わりました。
アンティークやヴィンテージを選ぶようになり、量より質を大切にし、何を持つかではなく、何を暮らしの中に迎え入れるかを考えるようになりました。
そして気づいたのです。
暮らしを選ぶことと、人生を選ぶことは、とてもよく似ているということに。
それでも私は、すぐには仕事を変えられませんでした。長年築いてきたビジネスがあり、多くの方に支えられ、成功もしていたからです。心は新しい方向へ向かっているのに、身体はこれまでの仕事を続ける。そんな時間を、私は何年も過ごしました。
そしてようやく決めました。
これからは、本当に心惹かれるものだけを選んで生きていこうと。
この場所は、その新しい旅の始まりです。
肩の力を抜いたカリフォルニアの心地よさと、時を重ねるほどに美しさを増すヨーロッパの美意識。その二つに学びながら、本当に心惹かれるものだけを選び、自分らしい暮らしを育てていくこと。
それが、この場所で私が大切にしていることです。
もしこの想いに少しでも共感していただけたなら、とても嬉しく思います。
Welcome Home♡
why this matters
暮らしを見つめ続ける中で、私が改めて気づいたことがあります。
それは、私が本当に惹かれているのは「インテリア」そのものではなく、その空間で紡がれる時間や物語だったということです。
住まいは、ただ美しく整えるためのものではありません。
大切な人と食卓を囲み、好きな本を片手に静かな時間を過ごし、庭を眺めながら季節の移ろいを感じる。そんな何気ない日常の積み重ねが、人生を豊かにしてくれるのだと思っています。
だから私は、住まいを「飾る」のではなく、「暮らしを育てる器」として考えるようになりました。
そして、インテリアやガーデン、旅やアンティークを通して美しい暮らしを探求するほどに、「人とのつながり」もまた、豊かな人生に欠かせない大切な要素だと感じるようになりました。
この場所は、心惹かれるものを分かち合い、暮らしを語り合い、それぞれの人生を少しずつ自分らしく育てていくための場所でもあります。
The Story Behind
the Name ”Lucy glen”
Lucyはラテン語で「光」。
Glenは、木々や小川に囲まれた静かな谷を意味します。
自然の中を歩くこと。
好きな場所で立ち止まること。
その瞬間をただ楽しむこと。
そして、愛する人と一緒にいること。
そんなシンプルな幸せを、愛犬Lucyはいつも私に教えてくれました。
急がなくてもいい。
たくさん持っていなくても、人生は十分に豊かになれる。
Lucy Glenという名前には、Lucyが愛した場所や、彼女と過ごした時間から私が学んだライフレッスンなどが込められています。
これからこの場所を育てていく中にも、Lucyの小さな光が、ずっと一緒にあるような気がしています。
If this speaks to you, welcome home♡
肩の力を抜いたカリフォルニアの心地よさと、
時を重ねるほどに美しさを増すヨーロッパの美意識。
その二つに学びながら、本当に心惹かれるものだけを選び、
自分らしい暮らしを育てていくこと。
それが、この場所で私が大切にしていることです。